2026/6/17
【箱のあれこれ】箱の形状①
【箱のあれこれ】では箱づくりの基礎知識から、大信印刷のオリジナル形状まで、とにかく印刷に関することをお届けするページです。
2026.06.17
箱のあれこれ #07
箱の形状①
こんにちは!Oです。
前回の「箱のあれこれ」で紙の種類をご紹介しましたが、みなさまには“推し”の紙はありますか?
様々な紙にそれぞれの魅力があるので、イチ推しはこれ!と決めるのが難しいのですが…最近私がトキメキを感じた紙は「コートボール」です。
前回の記事でも書いたように、コートボールは裏面がねずみ色で、いろいろなパッケージに使われているとってもメジャーな用紙です。そんなコートボールがいつもとガラッと雰囲気を変えて使われている箱を、この間社内の実績品で発見しました。
それは、コートボールの裏面(ねずみ色の面)を、表面(印刷面)として使用した箱!
落ち着いたグレーにシンプルな1色印刷、そして上品にきらりと光る箔押し。裏面の紙本来の自然な風合いも生かされて、今風のオシャレな箱に仕上がっていました。
コートボールの新しい一面に出会い、ギュンとしました。
さて、今回の「箱のあれこれ」では、「箱の形状」についてご紹介します。
オリジナルの箱を作るにあたり、中に入れる商品の魅力を引き立てそしてしっかりと保護するためには使う紙の種類も大切ですが、箱の形状というものがとても重要になってきます。
それでは箱の形状は、どのように決めたらよいのでしょうか?
・中にどんな物を入れるか
・どんなデザインにしたいか
・組み立てやすさをどれくらい重要視するか
・コストをどれくらいかけたいか
などのポイントが決め手となります。
今回は、上記のポイントに着目しながら、箱の形状を簡単にわかりやすくご紹介していきます!
キャラメル箱
キャラメル箱は、両端に差し込み式のフタが付いた、もっともメジャーと言える形状の箱です。昔ながらのキャラメルの箱がちょうどこの形のためキャラメル箱と呼ばれていて、他にはサック箱とも呼んだりします。
注目すべきは何と言ってもこのシンプルな形状。両端のフタをはめるだけなので組み立ても簡単で、またどの面から見ても綺麗な平面のためデザインがしやすいという特長があります。
またキャラメル箱は、「サイド貼り」と言ってサイド1箇所のみのシンプルな糊貼りのため、コストが比較的安価に収まります。
フタの差し込み口の両端にロック(切れ込み)を付ければ、中身の重みで底が抜けてしまうのをある程度防ぐこともできます。
ジゴク底箱
ジゴク底箱は、両端にフタが付いているキャラメル箱と違い、開口部はフタで底は組み込み式になっている箱です。
ジゴク底箱の特長は、4枚のフラップを組み込んで底をロックするため、キャラメル箱よりも底が抜けにくいこと。ジゴク底という呼び名は、「地獄の底に落ちたら抜け出せない」ことから来ているそうです。他にはアメリカンロックなどと呼ぶこともあります。
キャラメル箱と同じく糊貼りはサイド1箇所のみなので、キャラメル箱と加工コストは変わりません。
ワンタッチ箱
ワンタッチ箱は、サイド部分と、さらに底2箇所を糊貼りする箱です。底が糊貼りされているため、ジゴク底箱よりもさらに底の強度が上がり、底抜けしにくくなります。
ワンタッチ箱の特長は、その名の通りワンタッチ(1回の動作)で組み立てられること。箱を平らな状態から起こすと、糊で貼られた底が自動的に組み上がる仕組みになっているのです。
糊で貼る部分が3箇所に増えるため、コストはキャラメル箱やジゴク底箱に比べると少しかかりますが、中に入れる商品が重い場合や、商品のロットが多く箱を素早く組み立てたい場合にオススメの形状です。
今回は箱の形状・第1弾として、汎用性が高くとってもメジャーな箱をご紹介しました。
箱の形状・第2弾では、箱界の重鎮・箱界のアイドルなど…さらなる箱の仲間たちをご紹介していきますので、次回の「箱のあれこれ」も楽しみにしていてください!