2025/12/24
社員インタビュー|製造部
社員インタビューは営業、設計、印刷、オリジナル形状はワンタッチシカン、アートボックス、ツイストBOX、楽だしくん、実績紹介は備前屋、大和屋、両口屋など
2025.00.00
全てが手作業による職人技の時代から、自動化が進んだ今日まで
印刷の現場に携わってきたYさん。
印刷に必要な技術はしっかりと継承しながらも、
時代に即した職場の雰囲気づくりを心掛けることで大信印刷
のクオリティを守っていました。
─ 大信に入社した経緯を教えてください。
実家が印刷に関わる仕事をしてるんだけど、大信印刷から仕事をもらっていたこともあって、いい会社だって聞いて入社した。
─入社当時の職人さんは、どんな様子でしたか?
当時は職人技の印刷ばっかりだった。自動化が全然なかったから、手で版を機械に装着したりとか一個一個ねじを締めながら。インキもほぼ手で練ってたから、色を見るのは職人技。みんな手でインキを練ったりして、自分が練った色が見本とあっているのか、違っていたら何色をどのくらい入れればいいのかを、みんな自分の頭で計算してやっていた。
─ 今の職人さんたちもその工程は通る?
大信の印刷機の機長は全員、印刷技能検定の1級を持っているんだけど。その前段階で技能検定の2級を受けるときに、調肉の技術が必要になるので練習する。印刷の肝となる職人技は継承できるように、業務の中でも話をしたりしてるよ。一番は調肉、あとは色を見る力。人によって色の捉え方が違うから、見本に対して通常の業務をしながら、言葉で教えたり、逆にどう思うか訪ねてみたりして、実務の中でしか教えることができないから仕事中は色の話や印刷の話をよくするようにしてる。印刷立ち合いでお客様に印刷のことを説明して理解いただかなきゃいけない場面もあるから、職人は技術的な話もできるようにしている。
─ クオリティを保つためにやっていることは?
定期的に品質会議があって、印刷部門、製函部門、プリプレス部門の全員で失敗例と成功例を共有してる。やっぱりものを作っている以上はトラブルや不良が出るんだけど、その不良が起きた時の状況説明や、ここを印刷中に直したらよくなりましたとか、この手順が間違ってましたとか発表してもらって、同じことを繰り返さないようにしようということをやってる。その中で成功例も必ず出していて、どういう検査をしたら発見できましたとか本人に発表してもらって、みんなで「おぉ~!」って(笑)。プラスの面もみんなで共有することでモチベーションも上がるし。
─ 大信印刷は褒めて育ててくれる上司が多いですよね。
増えたんだよ!3年前くらいまでは、なんでミスが起きたの?これを見逃したよね?っていうマイナスな指導が多かった。でも時代も変わってきたし、当時の上司に話して、否定から入るんじゃなくて、聞き出す方向で話をしますって。頭ごなしに怒ることはしないで、褒めるやり方に変えますねって。そしたらその年はミスが1/3ぐらいに減った。自分でもびっくりしたけど、やっぱり環境って大事だなと思ったし、それもクオリティに繋がるんだよね。
─ 人の目や手が加わる一番のポイントは?
印刷なら最初の色合わせ。いかにスタートの時にいいものを作るのか。見本と比較して90点でスタートすれば上下の振れ幅って、良くなれば100点だし、悪くなっても80点だよね。それを、これぐらいでいいだろうって60点とか70点でスタートすると、やっぱり品質的に下がっちゃう。ものを創り出す最初は、しっかりいいものをっていうのを意識してやること。だから1人じゃなくて必ず2人の目で確認しようねってことをやってる。
─ 検査機器をどのように取り入れていますか?
人の目は見逃しというエラーがあるから、印刷の時でも人の目でチェックしたものを機械でも検査にかけて、間違いないよねっていう二つの検査でものを判断する。印刷中も印刷の時の検査機で検査をしながら。今、一番新しい機械は良品と不良品を自動で振り分けてくれるから、ヒューマンエラーが起きて不良品が混ざることがないとお客様には伝えていて、そこは安心につながっていると思う。印刷機内の機械のチェックでも合格は出てるんだけど、ワンパレットごとにスタートと終わりに検査することで不良の流出を防ぐと同時に、ワンパレット内の品質も保証している。
─ ご自身が意識していることは?
品質を見る中で、極力コミュニケーションをとっていろんな機械を回りながら、一緒に印刷物を見て色が違わないか、こうした方がいいってことを一言ずつコメントを残すようにしている。だから席を離れてると、意外と電話が鳴る(笑)ちょっと色を見てほしいですとか、教えてほしいですとか。基本的には一人に責任は押し付けない。報告してくれれば、報告された側もちゃんと手助けするし、フロアの中には先輩もいるから声をかければいつでも教えてくれるしアドバイスもくれるからって。あとは見学に来てもらうこともあるけど、まずお客さんに言われるのは工場内きれいですね、ってこと。掃除だけじゃなくて機械とか工具とかの使い方も丁寧に使われている。ということは、印刷技術もしっかり管理されてますねってことはよく褒められるかな。
─ あなたにとって箱づくりとはなんですか?
箱とは( 大信の全技術が入った、自分たちの気持ちのこもったひとつの製品 )だよね。
商品の一部とか言われるけど、我々にとっては全魂を込めた一つの作品。価値がつくものだから、気持ちはのせないとダメだよねって話には現場でもよくなる。自分が買うときにやっぱり選ぶのってキレイな箱と汚い箱だったらきれいな箱取っちゃうから、いいものを作っていこうという気持ちはみんな持って仕事はしてるかな。