2026/9/25

【箱のあれこれ】表面加工③

【箱のあれこれ】では箱づくりの基礎知識から、大信印刷のオリジナル形状まで、とにかく印刷に関することをお届けするページです。

2026.09.25




箱のあれこれ #11

表面加工③



こんにちは!Oです。

9月ももうすぐ終わるころとなり、街中でハロウィーンをモチーフにした商品を見かけるようになってきましたね。

可愛くてちょっぴりダークな雰囲気が魅力のハロウィーンのパッケージに惹かれ、ついつい買ってしまう…!なんて方も多いのではないでしょうか。

私も素敵なパッケージを見ると、「この箱、どんな風に作ってるんだろう?」と、つい観察してしまいます。

デザインや箱の形状はもちろん、使われている用紙や表面加工などにも、そのパッケージを作った人のこだわりが詰め込まれていて、とってもワクワクします。

さて、今回の「箱のあれこれ」は、そんなパッケージの表面加工のご紹介・第3弾です!

前回の表面加工②ではマットニスやマットPPなどの「マット加工」についてご紹介しました。

今回は、

・機能性に特化した表面加工
・美粧性に優れた表面加工
・これまでご紹介してきた表面加工の応用編

についてご紹介していきます!

ハービル

ハービル加工とは、紙の表面に水性ニスを塗布し、バリア性を持たせる加工です。主に食品向け紙パッケージの内側などに使用されています。

ハービル加工を施すことで、紙の耐水性や耐油性が向上します。

たこ焼きなどのテイクアウト商品のパッケージにもよく採用されており、食品の水分や油分が紙に染み込みにくくなることで、箱の汚れや変形をある程度防ぐことができます。

箔押し

箔押しとは、金属の版を使い、熱と圧力によって「箔」を紙などに転写する加工です。

パッケージのロゴ部分などに箔押しを施すと、高級感や華やかさを演出することができます。

箔といえば金色をイメージされる方が多いかもしれませんが、上の写真のように、銀色の箔やマット調の金色の箔、カラーの箔、ホログラム箔など、さまざまな種類があります。

また、箔押し機を使用した加工には、箔を使わずに凹みだけを表現する「空押し」や、柄を立体的に浮き上がらせる「浮き出し」などの加工方法もあります。

エンボス


ロールエンボス加工とは、表面に凹凸のあるエンボスロールの間に用紙を通し、用紙全体に凹凸のある柄を施す加工です。

使用するロールの種類によってさまざまな柄を表現することができるため、作りたいパッケージのイメージや、中に入れる商品の雰囲気に合わせて柄を選ぶことができます。

また、見た目だけでなく手触りにも変化が生まれるため、思わず手に取ってみたくなるような高級感を演出できます。

ニス×マットニス


左:ニス×マットニス 右:ハイグロスニス×マットニス
左:ニス×マットニス 右:ハイグロスニス×マットニス

表面加工①と表面加工②でご紹介した「UV OPニス」と「UV マットOPニス」は、組み合わせて加工することも可能です。

版を使用してニスとマットニスをかける範囲を分けることで、ツヤ感とマット感の質感の違いを表現することができます。

また、「ハイグロスニス」と呼ばれる、よりツヤ感のあるニスを使用すれば、マットニスとのコントラストをさらに際立たせることも可能です。

印刷と同時に加工ができるため、コストを抑えながら、柄や質感の差を表現するのにおすすめの加工です。


疑似エンボス

「疑似エンボス」という名前の通り、エンボス加工のような見た目や手触りを、印刷と同時に生み出すこのできる加工です。

疑似エンボスは「ハジキニス」というニスと、表面加工①でご紹介した「UVコート」を組み合わせて加工します。

ハジキニスを塗布した後にUVコートを施すと、ハジキニスをかけた部分はツヤのある樹脂が弾かれた状態で硬化し、まるで細かな水滴のようなザラザラとした質感が生まれます。

また、版を使用してハジキニスをかける部分とかけない部分を分けることで、ザラザラとした部分とUVコートのツヤのある部分を表現することができます。見た目や手触りのコントラストは、ニス+マットニスよりもはっきりとしています。

柄を表現したり、ロゴや写真など目立たせたい部分を強調したりする使い方がおすすめです。

さらに、疑似エンボスは比較的指紋が目立ちにくいというメリットもあります。

表面加工は第1弾・第2弾・第3弾と三回に分けてご紹介してきましたが、まだご紹介していない表面加工もたくさんあります。

「いろいろありすぎて、どの加工を選べばよいかわからない…!」

という場合は、ぜひお気軽に大信印刷までご相談ください。商品やブランドのイメージに合った表面加工をご提案させていただきます!



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